2019年11月20日~22日、POF2019国際会議(The 28th International Conference on Plastic Optical Fibers)を慶應義塾大学日吉キャンパス協生館にて開催いたしました。

pof_2019_1040.jpgのサムネイル画像pof_2019_0994.jpgのサムネイル画像20日のOpeningでは、サザンプトン大学オプトエレクトロニクス研究所所長のDavid N. Payne教授、ブロードバンドタワー社長兼CEOの藤原洋氏の2名に基調講演を行っていただきました。

基調講演に引き続き、20日午後のスペシャルセッションでは、KPRI国際シンポジウム「8K、5G時代への新たな展開」を開催致しました。本シンポジウムでは、日本放送協会(NHK)技術局長 児玉圭司氏、日本電信電話株式会社(NTT) 井伊基之氏、日本医療研究開発機構(AMED)理事長 末松誠氏をキーパーソンとしてお迎えし、8K, 5G時代へ向けての最新技術動向についてご講演頂きました。pof_2019_1495.jpgのサムネイル画像引き続き、POFの今後の普及へ向けて、Nitto/慶應義塾大学光ケーブル共同研究センターにおける新しい成果、及びKPRIの今後の展開について、日東電工株式会社代表取締役専務執行役員CTO梅原俊志氏、KPRI所長の小池教授より紹介し、国内外の研究者、一般参加者の方々と共有することができました。また、東京オリンピックを前に新4K8K衛星放送に向け製品化されたGI-POFを用いた伝送システムをデモンストレーションし、GI-POFの伝送性能、接続簡易性を参加者に体感いただきました。

21日、22日は学術セッションならびにポスターセッションが行われました。オーストラリア、ブラジル、中国、台湾、キプロス、ドイツ、ギリシャ、韓国、リトアニア、マレーシア、ポルトガル、スペイン、イギリス、アメリカなど世界のフォトニクスポリマー専門家による積極的な意見交換がなされました。

pof_2019_0799.jpgまた、本国際会議では、日東電工、AGC、三菱ケミカル、NHK、マスプロ電工、その他海外の企業など全13社による企業展示も同時開催し、各社におけるPOF関連製品、産業化へ向けた取り組みをご覧いただきました。

本国際会議の登録参加者数は144名、スペシャルセッションにおいては、280名もの方々にご参加いただき、盛況のうちに終了致しました。