10月15日(月)~18日(木)、JST S-イノベーション「フォトニクスポリマーによる先進情報通信技術の開発」主催でInternational Workshop on Photonics Polymer for Innovation (IWPPI2018)を長野県諏訪市にて開催し、217名もの方々にご参加いただきました。

Openingでは、JSTの後藤吉正理事からご挨拶をいただき、ロチェスター大学のDuncan T.Moore教授、アリゾナ大学のNasser Peyghambarian教授に基調講演を行っていただきました。

基調講演に引き続き、15日、16日は学術セッションならびにポスターセッションが行われた。フランス、アメリカ、インドネシア、韓国、台湾、イギリス、スペイン、中国、スイス、チェコ、インド、オーストラリアなどの世界のフォトニクスポリマー専門家による積極的な意見交換がなされました。

さらに、17日午前中前半には、本年度最終年度を迎えたS-イノベーションプログラムの各課題研究リーダー、及び開発リーダーからの成果発表が行われ、ステージI~IIIまでの成果、及び産業化に向けた取り組みを発信しました。

17日午前中後半は、アカデミア、材料メーカー、そして最終メーカーから産学官連携の実績を数多くお持ちの方々をお招きし、スペシャルセッションが行われました。本スペシャルセッションにはUSAからGoogleのプロダクトデザイン開発マネジャーWilliam Leggett氏が駆けつけてくださり、Googleのハードウェアプロダクトについて紹介いただきました。また、その後行われたパネルディスカッションでは、日東電工株式会社取締役専務執行役員の梅原様、元早稲田大学総長の白井克彦氏や金子諏訪市長も加わって、各界からの生の声を参加者の皆様にお伝えすることができ、"フォトニクスポリマー材料の機能がシステムを変える"というテーマについて議論することができました。

また、S-イノベーション参画機関13機関、およびDNP、JDI、日東電工、日東光学、KTグループによる企業展示も同時開催し、10年間のS-イノベーションプログラムの成果の集大成を参加者の皆様にご覧いただきました。

18日は、諏訪市文化センターに場所を移し、18日から開催された諏訪圏工業メッセとの共同企画イベントとして特別講演会を行いました。世界の最前線で活躍されている東京理科大学前大学長 栄誉教授 藤嶋昭氏、セイコーエプソン株式会社代表取締役社長 碓井稔様、ロチェスター大学Duncan T. Moore教授に、ご講演いただきました。当日は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールとして認定されている諏訪清陵高等学校生徒、IWPPI2018 学術会議参加者や一般市民を含め355名の方にご参加いただきました。

JSTホームページでも本国際会議の開催報告が掲載されております。